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工事の進み具合Progress

2023年3月下旬 工事完成

様々な苦労がありましたが、完成しました。
第一建設工業職員の工事完成コメントをまとめました。

監理技術者:中川
府屋作業所で、監理技術者と作業所長を行ってます中川です。
本工事では、当初契約では補強工事と一部の仮設工事だけでしたが、工事着手前には、円形締め切り工(ライナー)と河床掘削が追加工事になり、また施工中は、河川内の地盤が固く、砂杭置き換え工法を実施しました。
工事着手前には、円形締め切り工(ライナー)と河床掘削が追加工事になり、また施工中は、河川内の地盤が固く、砂杭置き換え工法を実施しました。
令和4年3月からの3ヶ月間は重機と作業員で、現場内は大渋滞していました!
大変な工事でしたが、関係各所様のご協力と、地元関係者及び地元の皆様からのご理解とご協力を感じる工事でした。
1年を超える工事でしたが無事に完成することが出来、皆様に御礼を申し上げます。

現場代理人:佐藤
府屋大橋は海から近く、波浪・暴風の影響により日々水位・地形が変わり対応するために大変苦労しました。
私自身、経験のない工法などがあり不慣れなところがありましたが、無事に耐震補強のが完了し、きれいな仕上がりとなり満足しています。
大川は伝統のコド漁という鮭漁があり、大川漁協様に大変ご協力いただきました。
また、現場に携わった協力業者の皆様、地域の皆様に心より感謝申し上げます。

担当技術者:小野里
府屋作業所に配属となり、あっという間に1年が経ちました。
思い返すと、とても多くの工種を経験する内容の濃い現場でした。
協力業者や地域の皆様のお力添えにより、無事故で竣工できた事にここでお礼申し上げます。

工事係員:金子
私は施工当初から中盤まで携わらせていただいたのですが、今でも府屋から見える綺麗な海の景色が忘れられません。
また仕事としてではなく、プライベート♡でもお邪魔させていただきたいと思いました。

完成前支援:今野
令和4年2月と令和5年1月末から完成前支援に携わりました。
府屋作業所の職員からの苦労話や工事写真を見て、壮絶な現場なことがよく分かりました。
自分も様々な橋梁補修・耐震補強工事に携わりましたが、究極な現場だと思います。


2023年3月中旬 感謝状

本工事は、大川という河川内で作業を行いました。
大川で漁業を行っている大川漁業協同組合様より感謝状をいただきました。

感謝状の内容は、令和4年8月に発生した集中降雨災害に伴い、大川に倒木、漂着物、土砂が堆積し、漁場に悪影響を及ぼしていました。
弊社として、大川の早期災害復旧に努め、秋鮭の遡上への影響を最小限に抑えました。
大川漁業協同組合様からは、日頃より地域の安全・安心を最優先に考え、施工されている証とし、感謝状をいただきました。
また鮭の孵化施設も見学させてもらい、鮭の生態に詳しくなりました。

完成検査の準備も進んでおります。


2023年3月上旬 2期施工仮締切盛土完了

お疲れ様です。

2期施工仮締切盛土が完了しました。

大型土のうの個数が工事規模の大きさを感じさせます。

仮締切盛土が出来上がり、発注者から検査を受けました。
寸法が合っているか、出来栄えが良いか確認してもらいました。
検査方法は、タブレット端末とパソコンを活用したオンライン検査になります。

協力会社の作業も完了になり、引取検査を行いました。

ライナープレートを切断撤去したら、コンクリート巻立て工が顔を出しました。
これから書類作成ゾーンに突入です。


2023年2月下旬 工事終盤

工事が終盤に入り始めました。
地元の方も工事完成を楽しみにしています。

コンクリート巻立て工で使用した仮設足場を解体します。

コンクリート巻立てが完成しました。
キレイな出来栄えです。

決められた工期で工事を完成させるため、悪天候時でも作業を行います。
安全な作業を行うため、気象観測を行い、作業を中止するか判断します。

工事終盤で焦りやすいですが、事故を発生させてはいけません。

朝礼と危険予知活動で、危険の芽を排除します。

2期施工の仮締切盛土も順調に進んでいます。

日本海の荒波で、仮締切盛土が流失しないように大型土のうを設置します。

もう少しで仮締切盛土が完成します。


2023年2月中旬 2期施工仮締切盛土開始

2期施工の仮締切盛土を開始しました。

大型土のうと

袋詰玉石を設置しています。

コンクリート巻立ての型枠を解体しました。

型枠解体後、Pコンの穴埋めを行います。

型枠解体後、組み立てた鉄筋がズレていないか鉄筋探査機で検査を行います。

打設したコンクリートの強度が満足しているか検査します。

コンクリート表面にひび割れが無いか診断します。

コンクリート巻立ての寸法が規格値内に収まっているか測定します。
品質、出来形共にすべて良好でした。


2023年2月上旬 コンクリート打設2回目

コンクリート打設2回目になりました。
コンクリートの品質を確保するために、全従業員で作業手順を確認します。

購入したコンクリートの品質に問題が無いか確認します。
品質ヨシ!!

コンクリート打設前に型枠面を水で濡らします。
また鉄筋についた汚れを落とします。

国道上にコンクリートポンプ車や生コン車を配置しますので、

交通誘導警備員を配置して、交通規制を行います。

仮設足場では、コンクリート打設を行っています。
コンクリートを打ち込む高さが高い場合、型枠面に打設口を設けて、打ち込み高さを低くします。

仮設足場上でも、コンクリート打設を行っています。
打ち込んだコンクリートをバイブレーターで締め固めます。
バイブレーターでコンクリートを締め固めると密実になり、品質が向上します。

コンクリートは、一度にドバーッと打ち込みません。
高さ50cm毎に打ち込んでいきます。
そして水平に仕上げていきます。

コンクリート打設が終盤に入りました。

コンクリート打設が終了しました。
コンクリート天端をコテで仕上げます。

冬期のコンクリート工事になりますので、コンクリートの温度が下がりやすいです。
コンクリート温度が下がるとコンクリートの品質も下がります。
コンクリート温度が下がらないよう温度計で計測監視します。

コンクリート巻立て全体を養生シートとブルーシートで覆います。
そしてオイルヒーターで暖気を送り、温めます。


2023年1月下旬 コンクリート打設2回目準備

コンクリート打設2回目の型枠組立を行っています。

コンクリート巻立て工の型枠組立は、難易度が高いです。
型枠大工さんの腕の見せどころです。

コンクリート打設2回目分の型枠組立が完了しました。


2023年1月中旬 新年明けてからの作業

新年明けてからは、コンクリート巻立て工の作業がメインになります。

コンクリート巻立ての高さは、約6m近くあります。
一度に大量のコンクリートを打設することは大変困難なため、2回に分けてコンクリートを打設します。
コンクリートの型を造るため、枠を設置します。
よって型枠と言われます。

設置した型枠と鋼材が規定の距離を保っているか確認します。
黄色の飛び出ている物はPコンという型枠組立用部材になります。
コンクリート打設完了後、型枠解体時にPコンも除去します。

コンクリート巻立ての打設1回目です。
天候に恵まれました。

順調にコンクリート打設作業が進んでいきます。

打設したコンクリートは寒がりなので、養生シートとヒーターで温めてあげます。
次回、コンクリート打設2回目になります。


2023年1月上旬 うどんそば

新年明けましておめでとうございます。
本年もよろしくお願いします。
年末年始は作業を行いませんでしたので、村上市府屋の景色をお楽しみください。

工事の進み具合から脱線して…
国道7号沿いにあるドライブインに寄りました。
懐かしい自販機を発見!

麺と天ぷらの相性が良かったです。
ごちそうさまでした。


2022年12月下旬 鉄筋組立完了

中間貫通拘束工の溝形鋼を設置します。
PC鋼棒と溝形鋼で橋脚根本を押さえ込み、地震に対抗します。

縦方向の鉄筋とコンクリート穴の隙間にエポキシ樹脂を注入します。
エポキシ樹脂がコンクリートと鉄筋を定着させます。

コンクリート巻立て工の鉄筋組立と中間貫通拘束工の鋼材設置が完了しました。
令和4年の作業完了です。


2022年12月中旬 フレア溶接

横方向の鉄筋同士を繋げるためにフレア溶接を行います。

溶接した箇所の寸法を確認します。
また溶接の出来栄えも確認します。

その後、エポキシ樹脂で塗装を行い、錆止めします。


2022年12月上旬 エポキシ樹脂鉄筋組立

コンクリート巻立て工の鉄筋組立が始まりました。
鉄の色は、黒や茶色をイメージしますが、この鉄筋は緑色です。
錆びないようにエポキシ樹脂塗装でコーティングしています。
分かりやすく言うとポッキー(Pocky)の棒をコーティングしているチョコです。

縦方向に設置している鉄筋は、太さが51mmもあり、ぶっといです。
人一人では、持ち上げることができません。
複数人で鉄筋組立を行います。

縦方向に設置したエポキシ樹脂塗装鉄筋の間に黒い塊が見えます。
これは、切断した鉄筋同士をつなげる機械式継手になります。


2022年11月下旬 モルタル祭り

中間貫通拘束工にPC鋼棒を挿入後、設置位置が合っているか確認します。

PC鋼棒の設置位置が良ければ、モルタルを注入します。
コア削孔穴とPC鋼棒の隙間がモルタルで埋まります。

ウォータージェット斫り後のコンクリート表面にモルタルを吹き付けます。
このモルタルは、コンクリート内部に入っている塩分を無害化する特殊な材料です。


2022年11月中旬 斫り(はつり)

斫り(はつり)とは、コンクリートを削り取る作業です。
日本海の潮風や波しぶきの影響で、傷んだ橋脚の補修を行います。
潮風や波しぶきの中の塩分がコンクリート内部に浸透します。
浸透が進んでいくとコンクリートの劣化や鉄筋が錆びてしまい、橋脚がボロボロになります。
この手斫りは、劣化したコンクリートを除去を行っております。

手斫り後、鉄筋の錆落としとコンクリート表面の仕上げでウォータージェット斫りを行います。
ウォータージェット斫りとは、超高圧水でコンクリートを削る特殊な技術になります。

手斫りやウォータージェット斫りは、騒音が発生します。
騒音を抑えるため、騒音防止カバーを設置します。
また騒音を測定します。

ウォータージェット斫り後のコンクリート表面になります。
劣化したコンクリートと鉄筋の錆を落として、ピカピカです。

鉄筋が錆びないように防錆剤を吹き付けます。

中間貫通拘束工のコア削孔穴にPC鋼棒を挿入します。


2022年11月上旬 コア削孔完了

大川に大量の鮭が戻ってきました。

D-flip内では、コア削孔後の出来形確認を行っております。
中間貫通拘束工のコア削孔の出来形確認です。

コンクリート巻立工のコア削孔の出来形確認です。
コア削孔の出来形寸法はすべて良好でした。


2022年10月下旬 コア削孔

コンクリートコア削孔が順調に進んでおります。

耐震補強工事の2つ目である既設橋脚のコンクリート巻立にも着手しました。
コンクリート巻立とは、細い橋脚を鉄筋とコンクリートで厚くする工事です。
イメージとしては、骨折した時のギブス固定です。
この写真がコンクリート巻立の例になります。

鉄筋を立てるため、コンクリートコア削孔を行います。


2022年10月中旬 コア削孔

耐震補強工事の一つである中間貫通拘束工を行っています。

橋脚の根本は、地震時に折れやすいため鋼材で締付けて、折れることを防止します。
イメージとしては、骨折した骨をボルトで縫うような感じです。

ボルトを入れるために、コンクリートのコア削孔(穴あけ)を行います。
その長さは、なんと1500mm!


2022年10月上旬 耐震補強開始

本工事のメインである耐震補強工事に着手しました。
橋脚の周りに仮設足場を設置します。

既設橋脚の鉄筋位置を鉄筋探査機で調べます。
白いチョークの線が鉄筋の位置です。

9月に施工した水中コンクリートの品質を確認します。
圧縮強度確認ヨシ!!


2022年9月下旬 水中コンクリートその3

水中コンクリート打設2回目です。

水中コンクリート打設完了毎に土のうを設置します。

水中作業では、潜水士が活躍します。

水中コンクリート打設3回目です。

水中コンクリート計3回、打設完了しました。


2022年9月中旬 水中コンクリートその2

水中内では、潜水士が型枠を組み立てます。

型枠組立完了後、水中コンクリートを打設します。

水中コンクリートの打設量は多いため、3回に分けて打設します。


2022年9月上旬 水中コンクリートその1

台風11号の洪水で流れてきた流木を適切に処理しました。

D-flipの底面に水中コンクリートを打設します。

D-flip内は水没していますので、潜水士が作業を行います。


2022年8月下旬 キンキンに冷えてやがる

8月下旬より作業再開しました。
炎天下での作業になりますので、熱中症に警戒しています。
工業用扇風機で涼風を感じたり…

キンキンに冷えた(凍っている)スポーツドリンクを常備しています。

作業員からは好評です!

熱中症対策キットも常備しています。

夏といえばハチの活動が盛んです。
ハチ対策キットも常備しています。

蜂の巣を見つけたら、即座にハチジェットで退治します。


2022年8月 台風11号

8月3日に台風が接近し、大川の水位が上昇しました。

簡易仮締切と波浪対策矢板は、激流に耐えました。

動画で激流を感じてください!


2022年7月 工程調整

工程調整のため、現場は稼働しておりません。
村上市お城山の風景をお楽しみください!


2022年6月下旬 D-flip工法その3

ライナープレートの設置高さが高所になってきましたので、仮設足場を組み立てます。

仮設足場を設置したことで、作業効率が上がります。

D-flipが完成しました。


2022年6月中旬 D-flip工法その2

止水壁を吊り下げるために、山留材と

作業構台を撤去します。

作業構台撤去後に止水壁を吊り降ろします。

吊り降ろし完了です。
吊り降ろし完了後、ライナープレートを組み立て、止水壁を構築します。

出水期(川の増水時期)前に河道掘削を終わらせ、工事用道路などを撤去します。

川が増水しても水が流れやすいように河原を平坦にしました。
出水期の対応が整いました。


2022年6月上旬 D-flip工法その1

ICTバックホウで河道掘削を進めております。

同時に鋼矢板仮締切内の床掘を行い、

耐震補強を行う橋脚の柱を露出させます。

仮締切内の床掘完了後、D-flip工法に移ります。
D-flip工法とは、第一建設工業が開発した簡易仮締切工法です。
D-flipを設置するためには、既設のコンクリート面にアンカーを打ち込みます。
既設のコンクリートには、鉄筋があります。
アンカーと鉄筋が接触しないように鉄筋探査を行います。

鉄筋探査を行った後、アンカーを設置します。

またアンカーの深さが図面どおりか現場代理人が確認します。

仮締切上に作業構台を設置後、薄鉄板を敷きます。

薄鉄板同士は溶接して、つなげます。

薄鉄板設置完了しました。

D-flipを吊り下げるための吊り治具を設置します。

高所作業車が活躍します!

大変危険な作業なため、大人数で吊り治具を設置します。

吊り治具設置後、止水壁となるライナープレートを組み立てます。

所定の高さまでライナープレートを組み立てます。

吊り治具とライナープレートをチェーンブロックで通します。


2022年5月下旬 仮締切完了

仮締切が完了しました。

仮締切内では、薬液注入が続いております。

鋼矢板を打設した内部の掘削が始まりました。


2022年5月中旬 過積載対策

河道掘削で、発生した土砂は現場外に搬出します。

発生した土砂は、ダンプトラックで搬出します。
土砂を積み過ぎて、重量オーバーにならないように過積載対策を行います。

当現場で使用しているバックホウは、土砂の重量を測定出来るシステム(ペイロードメーター)を採用しています。
土砂の重量を測定しながら、ダンプトラックに積み込みますので、積み過ぎ防止につながります。

またダンプトラックにスマートフォンを配備し、スマートフォンのGPSでダンプトラックの位置を確認します。

土砂運搬の過積載防止と作業効率を向上させます。

今回、耐震補強工事を行う橋脚は海岸線から50mに位置します。
悪天候時は、荒波で現場に被害が生じる恐れがあります。
荒波の被害を防止するための矢板(波浪対策矢板)を設置します。

橋脚の耐震補強を行うために、地盤を掘り下げますが、地下水が噴出しないように薬液注入工を行います。

地盤にロッドを差し込み、薬液を送り込みます。

薬液と地下水が反応すると、地盤がカチカチになります。


2022年5月上旬 GW明けの作業

ゴールデンウィーク明けの作業になります。

砂杭置換の効果もあり

鋼矢板の圧入は順調に進んでおります。


2022年4月下旬 低空頭対策

河道掘削は順調に進んでいます。

橋の下の砂杭置換は、上空の高さの制限があるため、特殊な機械で施工します。
低空頭型全周機を使用します。

低空頭型全周機を据え付けます。

1m毎にケーシングを建込み、

掘削を行います。

1mのケーシングを8本分継ぎ足しながら施工していきます。

掘削深さが規格値に入っているか測量で確認します。

掘削深さの確認は、若手技術者の役目です。

掘削完了完了後、良質な砂を投入し、埋戻します。

砂杭置換後、鋼矢板を圧入します。
長い矢板をそのまま使うと橋に当ってしまいます。
対策として、矢板を細かくし、継ぎ足しながら施工します。

1枚目の矢板を圧入します。

2枚目の矢板を建て込みます。

1枚目と2枚目の矢板を溶接でつなげます。

3枚目もつないで、溶接し圧入します。

この作業を繰り返し行います。


2022年4月中旬 安全教育訓練

引き続き、砂杭置換を行っています。

砂杭置換後に仮締切の鋼矢板を圧入します。

同時に大川の河道掘削を行っています。

公共工事では、毎月1回安全教育訓練が義務付けられています。

資料や動画、実践訓練で安全知識を習得します。

また作業員の安全意識向上を目的にしています。


2022年4月上旬 砂杭置換

先月に引き続き砂杭置換を行っています。
作業の流れです。

砂杭置換の杭芯を出します。
その後、全周機をセットします。

掘削するためのケーシングを建て込みます。

ケーシングを圧入しながら掘削をします。

1メートル毎に掘削土質の試料採取を行います。

最終掘削深度付近のケーシングを建て込みます。

巻き尺を用いて、掘削深さを確認します。

掘削孔に水が溜まっている場合は、水替え(水抜き)を行います。

掘削孔に良質な砂を投入し、埋戻します。

ケーシングを引抜き、

全周機を撤去します。

砂杭置換え完了です。


2022年3月下旬 地中内の砂置き換え

以前の試験により約2〜3m地中内に固い地盤があることがわかったため、この固い地盤を砂に置き換えることにより矢板を打ち込む工法を採用しました。

地中内の固い地盤を掘り出した後、砂で埋め戻すことにより矢板が打ち込みやすくなります。

地中内を掘る際に直径1.5mの鉄製の筒(ケーシング)を差し込み、中を掘り出します。

クレーンでケーシングを圧入機にセットして回転しながら掘り進めていきます。

掘り出しは画像のようなハンマーグラブという特殊な機械を使って掘り進めます。

筒内を掘りながら1m毎にでてきた砂を見てみた結果、地面から3m辺りで大きめの石がゴロゴロとでてきました。

このような石に当たることで矢板が打ち込めなくなります。
大きいもので30cmの石もありました。

掘り起こした筒の中に今度は砂を埋めていきます。

地中内は図のように中身が置き換えられているので矢板を打ち込みやすくなりました。
次の課題は橋の下でも置き換えをする時クレーンが使えないことです…


2022年3月中旬 鋼矢板圧入

橋脚を補強するためにまわりに鋼矢板を打ち込みます。
今回は試験矢板で試験をします。

矢板を打ち込む機械を使い、矢板が打ち込めるのか見守ります。

しかし矢板は約2mほどから圧入が困難となり、試験結果は圧入不可となりました。。。

矢板が入らなった原因を知るため、地面の調査試験を行いました。
その結果、約2〜3m地中内に固い地盤があることがわかりました。
この問題に対して新たな工法の検討をしていきます。


2022年3月上旬 安全対策

作業の進捗に伴って安全面の強化をしていきます。
大川は悪天候になると水位が上がってしまうことがあるため、対策をしなければいけません。

大川の水が流れ込んでこないように盛土を造ります。

盛土が流されないようにするため、盛土脇に大型土のうと言って耐久性のある大きな袋に砂を詰めたものを設置します。

このようにまわりを囲い積み上げることで盛土の流出防止になります。

さらに大川側に大型土のうが流れないよう今度は袋詰玉石と言って石の入った網状の袋を設置します。

このように大型土のうを囲うことでさらに安心感が増し、作業にも集中できますね。


2022年3月上旬 施工スタート!

いよいよ施工が始まります。
橋脚補強のため大川に※D-flip(円形ライナー)を設置すると大川が狭まくなるので、大川の幅を広げることにより大雨などによる洪水対策となります。
※詳しくは第一建設工業のホームページにあります!

大川の幅を広げるためにバックホウという地面を掘る機械を使います。今回は全長が約9mサイズのバックホウを使います。

大きな機械を使用するのでケガや事故なく安全な作業を心掛けて頑張ります!


2022年2月下旬 施工前準備

工事開始に向けて現地確認を行いました。

現地確認などの事前準備に力を入れることで工事を効率よく進めていきます。

工事を安全に進めていくため、各下請業者の方々と入念な打ち合わせを行いました。
これからよろしくお願いします!


2021年12月下旬 着手前

下流から上流方面を望む

上流から下流方面を望む

P2橋脚を望む